マルチーズ

マルチーズとの暮らしは、スキンシップと毎日のコミュニケーションを心から好む、献身的で愛くるしい伴侶犬を迎えることを意味します。抜け毛の少ない美しい被毛を保つには毎日の本格的なお手入れが必要であり、1.8〜3.2kgという華奢で繊細な体を傷つけないよう、配慮の行き届いた優しい家庭環境が求められます。

超小型(トイ) サイズ2–3 kgオス2–3 kgメス12–15 年 寿命
AKC(アメリカンケネルクラブ) · トイ(愛玩犬)FCI(国際畜犬連盟) · 愛玩・伴侶犬UKC(ユナイテッドケネルクラブ) · コンパニオンドッグ
マルチーズの色鉛筆イラスト

毎日のケアプランナー

トイレトレーニング

トイレトレーニングは根気が必要

マルチーズのトイレトレーニングは難易度が高いことで知られており、根気強い忍耐と大らかな心が必要です。膀胱が非常に小さいため、特に生後1年目は非常に頻繁にトイレへ連れ出す必要があります。また、寒さや雨に弱いため、悪天候時の屋外排泄を嫌がることがあります。叱責は一切行わず、一貫したポジティブなルーティンを確立することが成功の鍵となります。マンション住まいや気候の厳しい地域では、室内トレーやペットシーツを活用することが実用的でストレスの少ない解決策となります。

通常は5〜8か月
トイレスケジュールを開く

散歩

運動量は少なめ

全体の運動量は少ないものの、マルチーズにとって毎日の散歩は身体を疲れさせるためではなく、適度な知的刺激を得るために不可欠です。好奇心旺盛な探検家ですが、気管が繊細であるため、首輪ではなく体にフィットした快適なハーネスを着用して散歩させる必要があります。耐暑性は中程度ですが耐寒性が低いため、冬場は温かい洋服を着せるなどの配慮が必要です。また、散歩中は大型犬などから小さな身体を守れるよう、飼い主が常に目を配ってあげましょう。

散歩を計画する

気質

何千年もの間、理想的な愛玩犬(ラップドッグ)として繁殖されてきたマルチーズは、伴侶犬としての役割を極めて真摯に果たします。家族に対して非常に熱心で情深く、常にスキンシップを求めて温かい膝の上で過ごすことを何よりの楽しみにします。この深い愛情ゆえに分離不安を発症するリスクが高く、一日の大半を誰かが自宅で過ごせるご家庭に最も向いています。留守番中も安心して過ごせるようにするには、焦らず段階的なトレーニングが必要です。

基本的には陽気で飼い主を喜ばせることが大好きですが、身体が非常に華奢である点には注意しなければなりません。体重わずか1.8〜3.2kgの小さな体躯は骨折などの怪我をしやすいため、高所や家具からの飛び降り・飛び乗りを防ぐ予防策が必須です。この身体の繊細さゆえ、小さなお子様のいるご家庭への適性は中程度にとどまり、優しく扱えるよう大人が常に目を配る必要があります。ほかの犬に対しては好みがはっきりしており、人間の会社や、自分と同等サイズのおとなしい愛犬仲間との交流を好みます。捕獲本能(プレイドライブ)は非常に低く、小動物とも平和に同居できます。

また、マルチーズのケアには予防的な健康管理とお手入れへの取り組みが不可欠です。美しく伸びる純白の被毛は、毎日のブラッシング、丁寧な涙やけケア、定期的なプロによるトリミングなど高い熱意を求められます。12〜15年という長寿を全うする犬種ですが、信頼できるブリーダーは膝蓋骨脱臼(パテラ)、動脈管開存症(PDA:先天性心疾患)、門脈体循環シャント(PSS)などの遺伝性疾患のスクリーニングを行っています。獣医師と連携して定期健診や早期スクリーニングを受けることで、愛犬が長く快適な生活を送れるようサポートしましょう。

マルチーズとの暮らしに求められること

手入れと被毛

手入れの手間
お手入れは大変
抜け毛
抜け毛は少ない
被毛
長毛

運動と知的刺激

毎日の運動
運動量は少なめ
知的刺激
頭を使う刺激は普通
しつけやすさ
バランス型

気質と社交性

人との相性
誰にでも人懐っこい
犬との相性
犬同士は相手を選びます
子どもとの相性
思いやりのある子どもと相性良し(要見守り)
吠え・鳴き声
時々吠える
追いかける本能
獲物を追う本能は弱め
留守番
分離不安のリスクは高め

住まいと気候

暑さ
暑さはやや苦手
寒さ
寒さに弱い
トイレトレーニング
トイレトレーニングは根気が必要

健康とスクリーニング

一般的な情報であり、獣医学的なアドバイスではありません。素因 ≠ 診断。常に獣医師にご相談ください。各主張の出典は以下に記載されています。
膝蓋骨脱臼信頼度 high
推奨される検査: OFA膝蓋骨評価
マルチーズ(愛犬)を引き締まった体型に保ち、家具への飛び乗りや飛び降りの衝撃をやわらげることは、膝を支えるのに役立ちます。膝蓋骨の評価は、責任ある繁殖の判断に役立ちます。
動脈管開存症信頼度 high
推奨される検査: 心臓超音波検査
心臓の検査は、獣医師が、予後の最も良い早い段階でこの先天性の疾患を発見できるようにします。
門脈体循環シャント(肝臓シャント)信頼度 high
推奨される検査: 胆汁酸検査(血液)
血清胆汁酸検査は、肝臓のろ過を経ずに流れる血液を見つけるのに役立ちます。早期の食事管理と獣医療は、罹患した犬を支えます。